抄録
三重県で栽培されているコムギ品種の中では‘ニシノカオリ’の株腐病に対する感受性が高い。三重県において株腐病の発生が‘ニシノカオリ’で問題となった原因は,本病に感受性が高いことによる。三重県において株腐病発生圃場では‘ニシノカオリ’を11月上旬に播種すると,株腐病の発病程度が高まる。11月中旬播種では発病は認められるがその程度は軽く,11月下旬播種ではほとんど発病が認められない。株腐病の発病を軽減するために,11月中旬以降の播種は有効である。また,アゾキシストロビン水和剤種子塗沫処理の株腐病の防除効果は高く,実用性が高いと考えられる。