2026 年 68 巻 p. 84-88
ELISA法によるウメ,アンズおよび加工酒を対象とした残留OA分析法を妥当性確認した。OAはメタノール含有緩衝液で抽出した。試験溶液を抗原抗体反応で発色させ,マイクロプレートリーダーで測定した。ブランク試料から測定阻害は確認されなかった。添加回収試験(添加濃度30 μg/gおよび0.01 μg/g)では,梅酒と杏酒において十分な真度(91%~95%)と精度(併行精度≦9%,室内精度≦13%)が確認された。ELISA法は,今後のウメ,アンズおよび加工酒を対象としたOA検査に活用できると考えられる。