抄録
チンゲンサイ根こぶ病に対して熱水土壌消毒法の適応性を検討した。 熱処理が根こぶ病菌の生存に及ぼす影響を検討では, 50℃: 8時間, 55℃: 4時間, 60℃: 3時間の熱処理によって, 根こぶ病菌の根毛感染は阻害されたことから, チンゲンサイ根こぶ病を対象に熱水土壌消毒を行う場合は, 55℃では4時間以上, 60℃では3時間以上が必要であると考えられた。 根こぶ病激発圃場において熱水土壌消毒を行ったところ, 地温55℃以上の継続時間は7.4時間であった。 熱水処理区の根こぶ病の発生は著しく抑制され, 収量も増加傾向であった。 熱水土壌消毒法のチンゲンサイ根こぶ病に対する適応性は高いと考えられた。