抄録
固体物質の熱分解機構を研究する手法として、熱重量測定はよく使われる手法である。熱重量測定の結果から、熱分解の活性化エネルギーや頻度因子を求めることができる。ただし、熱分解が単一の反応ステップにより起る場合には解析も容易であるが、熱分解が何段階かの反応ステップにより起るような場合には、解析が困難であることが多い。
そこで本研究では、熱分解反応が4つのステップにより起るPMMAについて、熱分析結果から4つのステップをすべて一時反応と近似して、それぞれの反応の活性化エネルギー、頻度因子、およびそれぞれのステップの反応で分解するPMMAの割合を求める方法を開発したので、その手法について述べる。
(オンラインのみ掲載)