日本火災学会論文集
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平成30年(2018年)北海道胆振東部地震に起因する火災に関する調査
大津 暢人廣井 悠北後 明彦
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2021 年 71 巻 2 号 p. 37-42

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抄録

本調査研究は,2018年胆振東部地震に伴って発生した火災の原因や地震時特有の状況を明らかにすることによって,将来の類似火災の予防に資する基礎資料として残すこと目的とした。北海道内の消防本部に対して電話,対面および書面による調査を行った結果,火災12件に関する情報を得ることができ,原因や火災種別を分類した。原因はろうそくが5件42%と最多であり,電気配線および,潤滑油に高温物接触がともに2件17%などであった.通電火災の可能性がある事案は2件17%であった。特筆すべき点としては,停電中の明り取りのために灯したろうそくを火源とする火災が5件(うち1件は死者1名)発生しており,そのなかでも震央から187.4 km 離れた地点においても火災が発生したことである。

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