一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
(一社)日本家政学会第54回大会
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市販加工食品中の卵アレルゲン·オボムコイド定量測定
高橋 享子鎌田 陽子福田 典子服部 益治大室 和代
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p. 126

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抄録

本研究では、OMに対するマウスモノクローナル抗体(OMmAb)を従来法に基づいて作製し、認識部位の異なった2種の抗体より卵加工食品中のOM量を定量測定した。また、OMを認識する患者血清を用いてIgE結合能よりアレルゲン定量を行い、OMmAb結合能との相関性を検討した。OMに対するOMmAbの結合量は0.1-10μg/mlの範囲で、卵白溶液に対するプール血清の結合量は1-100μg/mlの範囲で定量測定が可能であった。次に、市販加工食品についてはOMmAb(2種)、患者プール血清のいずれの結合能においても、調理加工法や形状の異なる13種の市販卵加工食品中で蒸しケーキのOM量が最も高い値を示した。また、2種のOMmAb、患者プール血清による免疫結合量からのOM量には相関性が認められた。

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© 2002 一般社団法人 日本家政学会
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