抄録
鏡視下腱板修復術を行い,一次修復可能で術後4ヶ月以上MRIで調査可能であった500例500肩(男210肩,女290肩,平均年齢66.8±9.9歳,フォロー期間平均5.5ヶ月)を対象とした.術直後,2ヶ月,4ヶ月以降にMRIを撮像し,再断裂例の特徴を調査した.再断裂は107肩(21.4%)に認めた.術中の断裂サイズにより2群に分類すると3cm未満では410肩中64肩(15.6%),3cm以上では90肩中43肩(47.8%)で断裂が大きいほど有意に再断裂率が高かった(P<0.05).再断裂を生じた時期は術後2ヶ月以内が65肩(60.7%)で比較的早期に生じていた.また再断裂パターンでは内側アンカー周囲での再断裂が75肩(70.1%)と多く,内側アンカーへの応力集中や血流障害などが関与していると考えられた.