肩関節
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治療法
腱板断裂性肩関節症に対する小径人工骨頭置換術と腱板再建術
-一次縫合例とCofield変法の比較-
山根 慎太郎末永 直樹大泉 尚美吉岡 千佳
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ジャーナル 認証あり

2016 年 40 巻 2 号 p. 727-730

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抄録
 修復不能腱板断裂性肩関節症に対し小径人工骨頭置換と腱板再建術を行ってきた.2009年より肩甲下筋腱部分移行術(Cofield変法)を加え,それまで筋腱移行術を要していた症例も,肩甲下筋腱での被覆縫合が可能となる症例が増えた.他の筋腱移行術を行わずに修復した症例の治療成績を調査し,一次縫合例とCofield変法例を比較した.2007年以降に手術した51例を対象とし,平均年齢71.9歳,平均経過観察期間は42カ月,調査項目は術前・後の可動域,JOAスコア,術後骨頭上方化の有無とした.残存腱板のmargin convergenceで再建した縫合群29例,Cofield変法群22例.可動域は全体で屈曲術前平均87.6° が術後136.0° に,外旋は23.1° が31.8° と共に有意に改善した.JOAスコアも有意に改善した.両群間の比較では術後屈曲,外旋,JOAスコアで両群間に有意差はなかった.骨頭上方化はCofield変法群で少なかった.本法は,比較的良好な機能回復が得られ,肩甲下筋腱の部分移行が,術後の骨頭上方化を低減する可能性が示唆された.
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© 2016 日本肩関節学会
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