抄録
今回我々は,非外傷性上腕骨頭壊死に対して関節鏡支援下にcore decompressionを行う機会を得たので,その治療結果を報告する.対象は3例4肩.全例女性,手術時平均年齢は32歳であった.病期はStage Iが2肩,Stage IIが1肩,Stage IIIが1肩であった.手術は関節鏡補助下にACLドリルガイド用いて上腕骨を穿孔した.術後平均観察期間は31か月であった.術後のX線評価では2例3肩で病期が進行した.JOAスコアは術前平均70.4点から術後84.5点と改善し,特に疼痛スコアが改善した.DASHも術後に全例で改善していた.これらの事から,上腕骨頭壊死に対するcore decompressionは疼痛を改善させるなど臨床症状に置いて一定の効果が認められるものの,骨頭壊死の病期の進行を止める効果があるとまでは言うことはできなかった.