抄録
本研究の目的は,上腕骨インプラントのデザインの違いによりリバース型人工肩関節の成績を比較することである.2014年から2018年に施行した 265肩のうち,Grammont typeのAequalis Reversed(G群)またはlateralized typeのAqualis Ascend flex(L群)を用い,術後1年以上の経過観察が可能であったG群26肩,L群19肩を対象とした.術前後の可動域およびConstant score,術後合併症について比較した.Constant score,屈曲・外転は両群とも有意に改善していた.L群の術前後の外旋変化量は,G群に比較して有意に大きかった.術後合併症は,G群でscapular notchingが有意に多かった.外旋可動域,scapular notchingに関しては,lateralized typeが有利であると考えられる.