肩関節
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変性疾患
肩石灰性腱炎に対する収束型体外衝撃波治療の短期成績
伊藤 岳史岩堀 裕介山本 隆一郎花村 浩克
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2020 年 44 巻 2 号 p. 378-382

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抄録
 肩石灰性腱炎に対し収束型体外衝撃波治療(f-ESWT)を含む保存療法を行い,石灰巣の容積および臨床成績について検討した.対象は肩石灰性腱炎11例12肩,うちわけは男性1肩,女性11肩で,f-ESWT開始時の平均年齢57.6歳,罹病期間は平均36.5か月だった.石灰巣に対してf-ESWTを平均6.2回照射し,石灰巣の容積はf-ESWT施行前1516mm3から施行後301mm3に有意に減少し(p=0.022), 中央値30.3%に減少していた.疼痛VASスコアはf-ESWT施行前39.0mm,施行後24.0mm (p=0.062)と変化し,JOA スコアはf-ESWT施行前73.0点,施行後83.0点と有意に改善した(p=0.018).特記すべき有害事象は発生しなかった.f-ESWTは石灰巣の吸収や臨床症状の改善に寄与した可能性があり,考慮すべき保存療法の一つと考えられる.
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© 2020 日本肩関節学会
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