抄録
リバース型人工肩関節置換術の術後CT画像を使用し,2次元(以下,2D)評価と3次元(以下,3D)評価を行い,検者間及び検者内信頼性を検証した.対象は12例.2D評価として,SYNAPSE VINCENT®を用いて計測した.3D評価として,Zed Shoulder®を用いた.肩甲骨関節窩傾斜角(以下,GI),肩甲骨関節窩前後捻角(以下,GV),ステム後捻角(以下,SR),上腕骨オフセット(以下,HO)を計測した.2名の整形外科医で,1か月以上の間隔を空けて2回計測した.2D計測と3D計測の検者間及び検者内信頼性を級内相関係数(ICC)にて算出した.検者間信頼性において2D計測のGI,SRと3D計測のHOが低く,検者内信頼性において2D計測のGV,HOと3D計測のSR,HOが低かった.今後,3D評価のさらなる再現性と正確性の確立のため,3Dで各種パラメータを自動表示するために必要な肩甲骨及び上腕骨上の特徴的な点をとる方法を検討する必要がある.