肩関節
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治療法
ヘモグロビン値の推移による関節鏡視下肩関節手術の推定出血量の検討
川口 真司福田 昇司
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2020 年 44 巻 2 号 p. 442-445

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抄録
 関節鏡視下腱板修復術(ARCR),関節鏡視下Bankart修復術(ABR),大腿筋膜を用いた関節鏡視下上方関節包再建術(ASCR)における周術期推定出血量を検討した.ARCR 67肩,ABR 23肩,ASCR 18肩を対象とし,術前後のヘモグロビン値の変動から出血量を推定した.各術式における総出血量,1時間当たりの出血量(時間出血量)を算出し,3群間で統計学的検定を行った.総出血量はARCR 502ml,ABR 392ml,ASCR 599mlでABRとASCRの間に有意差を認めた(p=0.004).総出血量はABR,ARCR,ASCRの順に多く,手術時間と関連した.時間出血量ではABR,ARCRと比較してASCRが有意に少なかった.原因として半側臥位で大腿筋膜を採取後にビーチチェアポジションに体位変換する時間も手術時間に含んでいることが考えられる.鏡視下手術でも総出血量は多く術前の貧血の有無に留意が必要である.
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© 2020 日本肩関節学会
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