肩関節
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症例報告
両肩への胎盤埋没療法60年後に石灰化を生じ排膿した稀な1例
畠山 雄二
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ジャーナル 認証あり

2020 年 44 巻 2 号 p. 446-448

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抄録
 症例は88歳,女性.20-25歳時に喘息治療のため両肩へ胎盤埋没療法を受けていた.88歳時,右上腕から排膿し,肩から上腕に広範な石灰化を認め摘出した.4年後,左上腕からも同様に排膿を認め石灰化部分を摘出した.病理組織検査では高度の石灰化と炎症細胞の浸潤を伴う瘢痕組織で骨細胞を認めなかったため,埋没した胎盤組織の保有する骨誘導による骨形成ではなく,埋没した胎盤が長期経過中に異所性に石灰化し感染を生じたと考えられた.
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© 2020 日本肩関節学会
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