肩関節
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治療法
リバース型人工肩関節置換術後の肩甲骨上方回旋角度増加がscapular notchingの発生要因となる
前田 卓哉佐藤 満尾﨑 尚代田村 将希野口 悠阿蘇 卓也高橋 知之井上 駿也古山 駿平鈴木 昌西中 直也
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2021 年 45 巻 1 号 p. 143-148

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抄録
 本研究の目的は,リバース型人工肩関節置換術(RTSA)後の合併症の1つであるscapular notching(notch)の発生率,発生時期を調査し,notch発生の有無が術後成績に与える影響を検討し,notchの発生要因を検証することである.対象はRTSAを施行し2年以上経過観察が可能であった46例48肩である.評価項目は屈曲・外転・外旋の自動可動域(ROM),下垂位と肩甲骨面上45° 挙上位の肩甲骨上方回旋角度(Scapula index,SI)である.上記の項目を,notchあり群となし群で比較検討を行った.その結果,notchの発生率は38%であり,発生時期は術後平均10.1カ月であった.あり群の術後12カ月時屈曲と術後18カ月時屈曲・外転のROMではなし群に対し有意に小さかった.SIは下垂位,45° 挙上位の全ての時期であり群がなし群に対して大きかった.今回の結果から,notchの発生により一時的にROMは低下するがその後改善すること,また,SIが大きい場合はnotchの発生を誘発する条件の1つとなる可能性が予想された.
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© 2021 日本肩関節学会
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