肩関節
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筋腱疾患
肩関節鏡視下腱板修復術(ARCR)342肩の臨床成績とRepair Integrityの推移と,それに影響を及ぼす因子の検討
埜口 博司
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2021 年 45 巻 2 号 p. 348-353

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抄録
 2015~19年に行ったARCRで1年以上経過観察可能であった342肩を対象に,前向きに術後2週,3,6カ月,1,2,3,5年でMRIを撮影しRepair Integrityの推移を菅谷分類にて,臨床成績の推移を術前及び術後1,2,3,5年のJOA スコアにて評価した.Repair Integrityに影響を及ぼす因子を検討した.Repair Integrityは,最終経過観察時で,菅谷Type1:197肩,Type2:83肩,Type3:32肩,Type4:20肩,Type5:10肩で,再断裂は30肩(8.7%)に認めた.術後2週のMRIで菅谷Type4と5はなかったが,18肩(再断裂例の60.0%)が術後3カ月で再断裂した.術後6カ月で6肩,1年で3肩,2年で3肩が新たに再断裂していた.JOAスコアは術前59.0点から術後1年で改善し,年ごとに上昇する傾向があり最終経過観察時93.8点に改善していた .再断裂群より修復群の方がスコアは高かったが,再断裂群でも術前57.8から術後84.7点へと改善し,再断裂30肩中再手術を要したのは5肩(1.46%)であった.Repair Integrityに影響した因子は,脂肪変性度(GFDI)と断裂の大きさで,年齢も弱く相関し,罹患期間,性別,受傷機転,利き手は有意差がなかった.
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© 2021 日本肩関節学会
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