肩関節
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骨折
当院における3partおよび4part上腕骨近位端骨折の治療成績
岩瀬 賢哉上見 亮太小嶋 秀明濱田 恭酒井 忠博
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2022 年 46 巻 2 号 p. 317-321

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抄録
 当院にて上腕骨近位端骨折に対し骨接合術,HHR,RSAを施行した症例の術後成績を調査検討した.対象は上腕骨近位端骨折に手術を施行し12カ月以上経過観察可能であった25例25肩(男性3肩,女性22肩).年齢の平均値は71.3歳,骨折型(Neer分類)は3part 16肩,4partは9肩であった.骨接合群は11肩,HHR群12肩,RSA群2肩だった.肩関節可動域,JOAスコア,X線画像所見,術後合併症を評価した.術後12ヶ月時点の肩関節可動域の中央値(屈曲/外転/外旋/内旋JOAスコア)は,骨接合群(120°/90°/40°/6点),HHR群(80°/87°/25°/4点),RSA群(110°/95°/30°/3点),JOAスコアの中央値は骨接合群83点,HHR群76点,RSA群72.5点であった.骨頭壊死1例,ステムの挿入不良1例,大結節癒合不全4例,著明な拘縮3例が見られた.骨頭壊死のリスクが低い症例は骨接合術を第一選択とすることで良好な肩関節可動域,機能スコアが期待できる.骨頭壊死のリスクが高い3part(fracture-dislocation),4part(fracture-dislocation)はHHRもしくはRSAの適応を考慮するが,HHRに関しては大結節の癒合が術後の肩関節の機能再建に重要である.今後本邦でも上腕骨近位部骨折に対するprimary RSAが増加することが予想され,上腕骨近位端骨折に対する各手術法の更なるデータの蓄積が望まれる.
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© 2022 日本肩関節学会
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