肩関節
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筋腱疾患
腱板大広範囲断裂に対する術後他動運動開始時期による術後成績の比較
柴山 一洋
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2022 年 46 巻 2 号 p. 334-337

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抄録
 腱板断裂術後は再断裂を防止する目的で外転装具固定を行うのが一般的である.本研究の目的は他動運動の開始時期により再断裂率,臨床成績に差があるかどうかを調査することである.
 2017.4月から2020.4月までに行った腱板大広範囲断裂55例55肩のうち,除外基準を除いた24肩である.術後から他動運動を開始し術後3週で装具オフとした群をearly群(e群),術後3週間は患部外リハビリとし3週から他動運動を開始した群をdelayed群(d群)とした.評価項目は術後1年でのSugaya分類を用いたMRIでの再断裂率,ASES,UCLA scoreとした.e群は8肩で平均年齢64(47-70)歳で男性6肩,女性2肩であった.d群は16肩で平均年齢67(59-76)歳で男性11肩,女性5肩であった.再断裂はe群で4肩(50%),d群で2肩(12%)で再断裂率はe群d群併せて21%であった.臨床成績は全例術前より改善したが再断裂群は治癒群より有意に臨床スコアは低かった.
 腱板大広範囲断裂では術後3週後に肩の他動運動を開始した方が再断裂が低くなる可能性がある.
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© 2022 日本肩関節学会
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