肩関節
Online ISSN : 1881-6363
Print ISSN : 0910-4461
ISSN-L : 0910-4461
筋腱疾患
Hand 20による肩腱板断裂患者の主観的評価
原田 幹生村 成幸高原 政利結城 一声鶴田 大作高木 理彰
著者情報
キーワード: 主観的評価, Shoulder 36, Hand 20
ジャーナル 認証あり

2022 年 46 巻 2 号 p. 338-342

詳細
抄録
【目的】部位を特定しない上肢の主観的評価としてHand 20がある.本研究の目的は,肩腱板断裂患者のHand 20 とShoulder 36(Sh36)との関係を調べ,Hand 20の有用性を検討することである.
【方法】鏡視下肩腱板修復術を行った50名(平均63歳)を対象として,術前にHand 20,Sh36,およびJOAスコアを調査し,それらの関係を検討した.Spearman順位相関で係数を算出し,相関係数|r|> 0.4かつp値 < 0.05の場合を相関ありとした.
【結果】Hand 20の総合点(問題なし0点-不可200点)は56点(2-150)であった.Sh36は,平均で,疼痛2.8 点,可動域2.7点,筋力2.3点,健康感3.1点,ADL2.8 点,およびスポーツ1.4 点であった.JOAスコアは平均64点(35-81)であった.Hand 20は,Sh36の6つの領域やJOAスコアと有意な関連を認めた.
【考察】本研究の結果から,Hand 20が肩腱板断裂患者の主観的評価として有用である可能性が示唆された.
著者関連情報
© 2022 日本肩関節学会
前の記事 次の記事
feedback
Top