肩関節
Online ISSN : 1881-6363
Print ISSN : 0910-4461
ISSN-L : 0910-4461
筋腱疾患
腱板断裂に対する当科での修復法や再建法の分類化 -決定木分析を用いて-
佐田 潔梶山 史郎青木 龍克尾﨑 誠
著者情報
ジャーナル 認証あり

2022 年 46 巻 2 号 p. 367-370

詳細
抄録
 当科での腱板断裂に対する関節温存手術の方法に関して決定木分析を行った.術前MRIから棘上筋と棘下筋のGoutallier分類(G分類)および棘上筋の筋萎縮を評価した.術前CTで肩峰骨頭間距離を計測し,術中所見から断裂サイズを部分・小・中・大・広範囲断裂に分類した.それらと患者の性別を加えた6項目を説明変数とした.suture bridgeのみで修復した症例を SB群, suture bridge以外の修復を行った症例をnSB群,筋膜移植や筋腱移行を行った症例をTra群とし,実施した治療法を目的変数とした.断裂サイズと棘上筋のG分類により5つにグループ化され,中断裂以下ではSB群が,広範囲断裂ではTra群が多くを占めた.大断裂は棘上筋のG分類で3つにグループ化され,G分類0・1ではSB群が最も多く,G分類4ではすべてTra群だった.大断裂では棘上筋のG分類で治療法が異なる可能性が示唆された.
著者関連情報
© 2022 日本肩関節学会
前の記事 次の記事
feedback
Top