肩関節
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筋腱疾患
過緊張をさけた鏡視下腱板修復術の術後成績 -ARCR・Debeyre-Patte変法・棘下筋回転移行術の術後成績-
永井 宏和中島 亮松村 健一米田 真悟城内 泰造今井 晋二
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2022 年 46 巻 2 号 p. 361-366

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抄録
 我々は過度の緊張なく腱板断裂を修復するためDebeyre-Patte(DP)変法および棘下筋回転移行術(RIT)を導入し,通常のARCRを含めそれらの術後成績を検討した.対象は術後1年以上経過観察できた71肩とした.小断裂は9肩,中断裂は27肩,大・広範囲断裂は35肩であった.手術は全例suture bridge法で行い,層間剥離を認めた症例はdouble layer suture bridge変法で修復した.1次修復困難症例に対し,腱板断端が骨頭頂部を超えればDP変法を,超えなければなければRITを選択した.臨床評価は自動可動域,JOAスコア,画像評価はMRIを用いて術前はBoileau分類,Goutallier分類,術後は再断裂をSugaya分類で評価した.一次修復は56肩,DP変法は10肩,RITは5肩に施行した.JOAスコアは術前73.7 ± 12.5点から術後93.7 ± 8.1点に改善した.再断裂は小断裂が0肩,中断裂が2肩(7.4%),一次修復を行った大・広範囲断裂が2肩(10%),DP変法が2肩(20%),RITが2肩(40%)であった.ARCR,DP変法は術後良好な成績が得られ,特に大・広範囲断裂の再断裂率が低く抑えられた.しかしRITの再断裂率は高く,今後検討が必要であると考えた.
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© 2022 日本肩関節学会
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