肩関節
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症例報告
パーキンソン病患者に対するリバース型人工肩関節置換術の治療成績
渡邊 能菊川 和彦出家 正佳
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2023 年 47 巻 2 号 p. 426-429

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抄録
 パーキンソン病(PD)は運動障害を呈する進行性の神経変性疾患で,手術成績の不良因子とされるが,PD患者に対するリバース型人工肩関節置換術(RTSA)の治療成績の報告は少ない.今回,PD患者に対するRTSAの治療成績を検討した.対象は術後2年以上経過観察できた4肩(男1肩,女3肩)で,手術時平均年齢は78.5歳,術後平均経過期間は49.0か月であった.平均可動域は屈曲,外転,外旋,内旋それぞれ術前33.8° ,47.5° ,11.3° ,L4以上が3例・L4未満が1例,が術後97.5° ,97.5° ,0° ,L4以上が2例・L4未満が2例となった.JOAスコアは術前平均46.3点が術後74.8点に改善した.疼痛は術前平均13.8点が術後25.0点となり,全例改善した.術後経過中に2肩で転倒時にインプラント末端で骨折を生じ,再手術(骨接合術)を行った.PD患者に対するRTSAは除痛には効果があったが,機能的な改善は十分でなかった.また,合併症として転倒による骨折があり,転倒予防にも介入する必要があると思われた.
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© 2023 日本肩関節学会
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