肩関節
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脱臼
急性期肩鎖関節脱臼に対する烏口鎖骨靱帯再建術における1ルート再建と2ルート再建の術後成績の比較
秋山 太郎, 落合 信靖, 橋本 瑛子, 稲垣 健太, 平岡 佑, 服部 史弥, 寺川 文英
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2024 年 48 巻 2 号 p. 297-299

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抄録
 肩鎖関節脱臼は高頻度に認める外傷で,近年その外科的治療として烏口鎖骨靭帯(CCL)再建術が多用されるようになったが,その最適な再建法は確立していない.本研究の目的は,1ルート再建と2ルート再建によるCCL再建術の術後成績を比較することである.対象は急性期肩鎖関節脱臼に対して鏡視下CCL再建術を実施した症例12肩とし,1ルート再建を実施したI群8肩と2ルート再建を実施したII群4肩に分類した.手術時間,術後1年での可動域,肩峰下面-鎖骨下面間距離(ACD),および鎖骨-烏口突起間距離(CCD)を両群間で比較した.患者背景および手術時間で両群間に有意差はなかった.術後1年での可動域は両群間で有意差なく,ともに良好であった.術後1年でのACDは両群間で有意差なかったが,CCDで有意差を認めた.肩関節の機能面において,1ルート再建および2ルート再建による鏡視下CCL再建術は共に有用だが,術後の整復位保持においては2ルート再建がより好ましい可能性を示唆した.
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© 2024 日本肩関節学会
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