肩関節
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脱臼
衝突性スポーツ競技者の外傷性肩関節後方不安定症 臨床的特徴と鏡視下Bankart修復術の術後成績
山下 大輔田崎 篤野崎 太希大石 隆幸
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ジャーナル 認証あり

2025 年 49 巻 1 号 p. 41-46

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抄録

衝突性スポーツ選手に限定した外傷性肩関節後方不安定症に対する手術治療成績報告がない.当院で後方不安定例の衝突性スポーツ選手を対象に調査した.肩関節不安定症で手術を受けた患者517肩のうち,後方不安定症の患者は21肩(4.1%)でありフォローアップ可能であった17肩を対象とした.全例posterior apprehension testが陽性(脱臼不安感10例,疼痛7例)であり,11例(65%)でanterior apprehension testが陽性であった.画像所見では,11例(65%)に後方関節窩骨欠損が認められた.手術は全例後方Bankart修復を行い,うち4例は前方のBankart修復も施行した.術後全例が競技復帰し,ROWE scoreは術前49.7±20.7(SD)点から術後94.7±11.8(SD)点へと有意に改善した(p<0.01).しかし,2例(12%)で再脱臼が生じ,4例(24%)で疼痛が残存した.後方Bankart病変のみの患者では術後後方への再脱臼はなかったが4例(軟骨損傷合併3例)に痛みが再燃した.後遺症を最小限に抑える上で術式の検討が必要である.

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