肩関節
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脱臼
肩鎖関節脱臼における三角筋・僧帽筋損傷に着目した治療方針の検討
磯崎 雄一古屋 貫治木村 亮介堀家 陽一月橋 一創岡田 浩希小野寺 洋介田村 将希阿蘇 卓也西中 直也
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2025 年 49 巻 2 号 p. 375-379

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抄録

肩鎖関節脱臼の治療方針の決定にはRockwood 分類(Rw 分類)が頻用され,type II 以下には保存,type IV 以上には手術が選択されることが多く,type IIIは意見が分かれる.今回,三角筋と僧帽筋の損傷に着目して治療方針を決定したため報告する.対象は当院を受診した受傷後 3 週間以内の症例で MRI を施行した3 例とした.治療方針は三角筋と僧帽筋の損傷が鎖骨円錐靱帯結節より遠位であれば保存,近位まで及んでいれば手術とした.初診時の Rw 分類は type III が 2 例,type V が 1 例であった.治療方針は保存が 2 例,手術が 1 例であり, 手術となった 1 例は type V であった.最終観察時のJOA スコア,日本肩関節学会肩鎖関節機能評価法,Constant Shoulder Score は初診時と比較し全て改善した.本研究はMRIによる三角筋と僧帽筋の損傷のみで初期治療方針を決定した.結果的に type III に対し保存を,type V に対し手術を選択したが,今後症例数を増やし有意差を認めた際は MRI が治療選択の新たなオプションとなり得る.

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