2025 年 49 巻 2 号 p. 384-387
腱板修復術後の復職と再断裂の関係について調査した.就労している症例で腱板断裂に対して鏡視下腱板修復術を施行した157肩を対象とした.職業1(肩に負担なし),職業2(軽作業),職業3(重労働)に分類し,断裂サイズ,再断裂率,復職時期を評価した.職業3は男性と大きい断裂サイズの割合が有意に高かった.再断裂率は職業1:3.3%,職業2:15.5%,職業3:18.8%で有意差はなかった.術後復職時期は職業1:2.3 ± 1.1カ月,職業2:3.7 ± 2.8カ月,職業3:5.1 ± 2.8カ月で有意差があった.術後15週未満で復職した症例の再断裂率は職業1:3.6%,職業2:12.9%,職業3:33.3%で有意差があった.職業3において,術後15週未満で復職したかどうかで比較すると,復職した症例の再断裂率は有意に高かった.重労働の職業は他の職業と比べて復職に時間を要する一方で,復職が早いと再断裂が多かった.