抄録
歯科医療従事者は血液やその他の感染物質に常に曝され,感染という危険性をはらんでいる.院内感染予防対策の目標は,歯科医療従事者の職業上の曝露リスクと診療を介して患者に感染させる可能性を低下させ,安心・安全な診療環境を作り出す事である.しかしながら,日本における歯科の院内感染予防対策は,十分だとは言えない.
歯科における院内感染のほとんどは予防できるものであり,感染を予防する対策の基本は,スタンダードプリコーションである.
規模の小さい歯科の開業医である当院の院内感染予防対策の取り組みを紹介する.参考になれば幸いである.