日本健康教育学会誌
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特別報告
はやい!やすい!うまくいく!すぐに使えるナッジの実践術~事例検討でナッジを身につける~—2022年度栄養教育研究会公開学習会の報告—
町田 大輔 坂本 達昭中西 明美會退 友美中村 彩希新保 みさ岩部 万衣子
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2024 年 32 巻 1 号 p. 35-40

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抄録

背景:日本健康教育学会栄養教育研究会は2019年度からナッジをテーマとした活動を継続している.本稿では2022年度の活動として2023年3月25日に開催した公開学習会「はやい!やすい!うまくいく!すぐに使えるナッジの実践術~事例検討でナッジを身につける~」について報告する.

内容:参加者は40名であった.竹林正樹氏による講義「ナッジで一歩動かす」では,ナッジの基本事項や活用のポイントが説明された.川嶋愛氏と川畑輝子氏からは,実際にナッジを用いた実践事例が報告された.川嶋氏からは小学校における給食時間の配膳・下膳環境の改善,川畑氏からは病院内のコンビニにおける健康的な飲食物の選択を目的とした実践事例が紹介された.その際,現在抱えている課題についても報告され,その課題を解決するためのナッジを考えるグループワークが行われた.学習会に対するアンケート(回答者37名,回答率93%)では,回答者全員が本学習会で新しく学んだことがあったと回答した.学習会に満足したと回答した者の割合は97%であった.

結論:ナッジを用いた実践事例を紹介し,その内容を踏まえたグループワークを行うことで,参加者のナッジを用いた実践に対する理解をより具体化することが出来た.学習会はナッジと栄養教育の実践との橋渡しに貢献した.

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