基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第19回基礎有機化学討論会(第38回構造有機化学討論会・第58回有機反応化学討論会)
セッションID: 2P014
会議情報

ポスター発表
新規三座配位子を有するパラジウム触媒を用いたアルデヒドのアリル化反応
*土肥 千里村主 拓弥松川 史郎山本 陽介
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
これまで、当研究室は酸素原子を配位原子としたアントラセン骨格を有する超原子価5配位炭素及びホウ素化合物の合成と単離に成功した。さらに、配位原子が中心原子により近づくことを期待して七員環を縮環させた新規三座配位子1を開発し、超原子価炭素化合物の合成にも成功している。
本研究では1のさらなる応用として、SCS、SeCSeおよびPCP pincer型のパラジウム錯体を合成し、アリルスズ試薬とアルデヒドを用いた触媒的アリル化反応においてその触媒活性を評価した。また、この触媒的アリル化反応の反応中間体をNMRにて観測した。
Fullsize Image
著者関連情報
© 2008 第19回基礎有機化学討論会 組織委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top