基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第19回基礎有機化学討論会(第38回構造有機化学討論会・第58回有機反応化学討論会)
セッションID: C21
会議情報

口頭発表
ピリジルニトロキシドを用いたキレート錯体の研究
*寺門 雄太郎岡澤 厚石田 尚行野上 隆
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

2-ピリジルニトロキシドはピリジン環の窒素原子とラジカル酸素原子が遷移金属イオンに対して二座キレート配位する。この系はスピン密度が高い原子と遷移金属イオンが直接配位するため強い磁気的相互作用が働く。またラジカルのdπ軌道と遷移金属イオンのdσ軌道が直交すると強磁性的カップリングするため強磁性的相互作用を得やすい系である。我々はは錯体のスピン源を増やすことを目的とした配位子であるビピリジルの各2位にニトロキシドが置換したビラジカルなど様々なニトロキシドを合成し、それらのラジカルと遷移金属イオンからなるキレート錯体を研究している。当日はラジカルや錯体の物性を報告する。

著者関連情報
© 2008 第19回基礎有機化学討論会 組織委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top