主催: 基礎有機化学討論会組織委員会
共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会(協賛), 日本薬学会(協賛)
被覆共役分子は共役鎖が絶縁物により外部から隔離されることにより、導電特性・発光特性・化学的安定性・溶解性などが向上するため、有機エレクトロニクス材料としての応用が期待されている。本研究では、2つの完全メチル化シクロデキストリンが連結したゲスト分子の自己包接体と固定化された[1]ロタキサンとの水-メタノール混合溶媒中での薗頭カップリング反応により、被覆率の極めて高いロタキサンを高収率で得た。また、比較化合物を合成し、それらを用いて被覆効果について比較した。