基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第53回有機反応化学討論会
セッションID: O-01
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速度論的に安定化された含ケイ素芳香族化合物の構造および反応性の実験的・理論的研究
*時任 宣博篠原 朗大脇田 啓二笹森 貴裕武田 亘弘木村 将浩永瀬 茂
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抄録

既に我々は、非常に優れた立体保護基である2,4,6-トリス[ビス(トリメチルシリル)メチル]フェニル(Tbt)基を用いて初めての安定なシラベンゼン、1-および2-シラナフタレン、9-シラアントラセンの合成・単離に成功し、それらの構造や反応性について報告している。今回、これらの実験結果をふまえて、さらに各種試剤との反応や、密度氾関数法を用いた理論計算を行い、実験結果と理論計算結果の比較・検討を行った。その結果Tbt基を有する含ケイ素芳香族化合物の構造や各種試剤との反応性および自己二量化反応について、興味深い知見が得られたので報告する。

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© 2003 基礎有機化学連合討論会
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