抄録
シクロヘキセノン誘導体とアクリル酸誘導体との反応によってシクロヘキセノンの6位に置換基を導入した環化前駆体を合成した。これに対して環化反応を行ったところ、2位または、4位で環化が進行し得られるビシクロ[3.3.1]ノネン化合物の混合物が得られた。このとき、2位で環化が進行したビシクロ化合物が主生成物であった。シクロヘキセノン誘導体とアクリル酸誘導体との反応は、塩基として炭酸カリウム、テトラブチルアンモニウムブロマイドを用いて行うことにより、ワンポットで反応が進行し同様の生成物を得られることが分かった。