北日本病害虫研究会報
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青森県と秋田県におけるアワヨトウの糖蜜誘殺による発生予察
小山 重郎藤村 建彦伊藤 征司
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2011 年 2011 巻 62 号 p. 112-118

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抄録

青森県と秋田県において,アワヨトウ成虫の糖蜜誘殺数と幼虫の発生程度を1987 年から2009 年までの23 年間について比較した.成虫誘殺数と幼虫発生程度は年によって大きく変動する.成虫誘殺数が多い年でなければ,成虫の飛来に続く幼虫の多発生は起こらないが,成虫誘殺数が多い年でも必ずしも幼虫が多発生するとは限らない.従って,成虫誘殺数が多い年に,その後の若齢幼虫の密度を調査すれば,これよって老齢幼虫の多発生を予察することができる.青森県深浦町に設置した糖蜜誘殺器への日別成虫誘殺数と気象条件の関連を調べた結果,低気圧と寒冷前線の通過に伴う南〜南西の強風時に成虫の誘殺数が急増することが認められた.また,誘殺された雌は卵巣がある程度発達し,交尾済みである場合が多かった.

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© 2011 北日本病害虫研究会
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