2012 年 2012 巻 63 号 p. 157-159
ジャガイモシストセンチュウ(PCN)の捕獲作物であるハリナスビの短期間栽培におけるPCN 密度低減効果を調査した.ハリナスビを6 月中旬に播種した場合,結実前までの短期間(67 日間)の栽培は,標準的な118 日間の栽培に比べると効果は低かったが,対照のエンバク野生種区に比べるとPCN 卵密度を有意に低下させた.北海道の秋播きコムギ栽培後への導入を想定した8 月下旬定植,60 日間栽培では,卵密度は35~50%に減少した.栽培方法の改良等によってさらなるPCN 密度低減が期待できると推察された.