北日本病害虫研究会報
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宮城県におけるウコンノメイガの越冬とダイズでの発生
狐塚 慶子加進 丈二畑中 篤
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2012 年 2012 巻 63 号 p. 165-170

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抄録

宮城県内のイラクサ科植物群落におけるウコンノメイガの越冬状況とダイズほ場における発生実態について調査した.越冬状況調査の結果,5 月下旬~6 月上旬に採集したウコンノメイガ越冬幼虫の齢期構成は,4~6 齢が主体であったことから,宮城県の広範囲で越冬していると推察された.越冬幼虫の飼育経過では,寄生蜂による死亡頻度が高かった.野外から採集したウコンノメイガ越冬幼虫からコマユバチ科3 種とヒメバチ科1 種の寄生蜂が確認され,コマユバチ科のメイガヒゲナガコマユバチによる寄生頻度が最も高かった.2008~2011 年に行ったダイズほ場における発生実態調査の結果,ウコンノメイガによる葉巻は宮城県全域のダイズほ場で発生しており,山沿いの地域で発生量が多かった.

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© 2012 北日本病害虫研究会
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