北日本病害虫研究会報
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イネの穂いもち発病程度の簡易調査法の検討
山田 真孝鈴木 洋平岡崎 一博小泉 信三
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2012 年 2012 巻 63 号 p. 17-21

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抄録

発生予察事業におけるイネの穂いもち被害調査を簡便で効率的に実施できるよう,達観による簡易な穂いもち調査法を検討した.浅賀(1981)に準じて設定した階級値に基づき,1㎡単位または株単位で被害籾割合を求める達観調査法は,調査結果と収量の間に負の強い相関が認められた.また,達観調査法は現行調査法と比較して調査者による調査結果のばらつきが懸念されるが,事前に地域の主要品種の生育情報を把握することにより,現行調査法と比較してやや信頼性は低かったが,各調査者の調査結果の間に強い相関が認められた.本調査法は簡便で調査時間も大幅に短縮できるため,病害虫防除所等の巡回調査において,穂いもちの地域的な発生状況を迅速に把握するために有効であると考えられた.

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© 2012 北日本病害虫研究会
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