2016 年 2016 巻 67 号 p. 133-139
2011~2015 年において,リンゴ黒点病に対して幼果期に3 回の防除を実施し,どの時期の散布が有効であったかを明らかにした.2011 年は初回(6 月9 日,落花16 日後)および2 回目(6 月19 日,落花26日後),2012 年は初回(6 月5 日,落花14 日後)と2 回目(6 月16 日,落花25 日後),2013 年は初回(6 月12 日,落花17 日後)および3 回目(7 月3 日,落花38 日後),2014 年は初回(6 月5 日,落花21 日後)の,それぞれの散布が有効であった.散布時期別の防除価と散布後の降雨の関係を対比すると,降雨日が多く,特に降雨日が連続すると感染が多くなった.幼果期に雨が極めて少なかった2015 年の場合,感染が抑制され,3 回の幼果期防除試験内では有効な散布時期が認められなかったが,その後の降雨による感染があり,7 月2 日,落花57 日後の散布が有効と推察された.