北日本病害虫研究会報
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リンゴ炭疽病に対する各種殺菌剤の効果
赤平 知也花岡 朋絵平山 和幸
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2016 年 2016 巻 67 号 p. 140-145

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抄録

青森県では近年,リンゴ炭疽病の発生が増加しており,新たな防除対策の開発が求められている.そこで,2013~2015 年に接種源として本病原菌のリンゴ切枝培養枝を樹冠上に設置する方法で有効な薬剤を検索した.その結果,TPN 水和剤,チオファネートメチル・マンネブ水和剤,キャプタン水和剤が有効であると考えられた.また,樹上のリンゴ果実に分生子懸濁液を噴霧接種する方法で薬剤の予防効果を検討した結果,TPN 水和剤およびキャプタン水和剤は20 日程度の残効が期待できると考えられた.一方,QoI 剤耐性リンゴ炭疽病菌に対してキャプタン水和剤が高い防除効果を示したので,これをQoI 剤単剤に加用して,QoI 剤耐性菌に対応した防除体系を検討した結果,高い防除効果を示した.

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© 2016 北日本病害虫研究会
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