2016 年 2016 巻 67 号 p. 146-149
近年,青森県の一部地域で発生が目立っているリンゴうどんこ病の果実感染,特に果柄における被害の発生時期や症状の推移などを調査した.調査品種「ふじ」の中心果,側果のいずれにおいても,落花15~20 日後頃に果柄を一周するような鉢巻き状の白色,粉状の菌叢が認められた.このような病斑は頂部,中央部.基部など果柄の部位に関係なくほぼ一様に認められた.発生初期の菌叢は明瞭で容易に識別できたが,7~8 月の夏季にはやや不明瞭となり,10~11 月の秋季~収穫期には白色の菌叢が再生して病斑が明瞭化する傾向にあった.