北日本病害虫研究会報
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岩手県におけるコナガのジアミド系およびマクロライド系殺虫剤に対する感受性
飯村 茂之吉田 雅紀
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2016 年 2016 巻 67 号 p. 166-168

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抄録

岩手県において,2014 年にコナガのジアミド系殺虫剤の効力低下が明らかになったことを受けて,2015 年に岩手県内で発生したコナガを採集,累代飼育した幼虫を供試して2 種殺虫剤の薬剤感受性を検討した.その結果,クロラントラニリプロール水和剤では岩手県内2 か所(岩手町,北上市)で採集した個体群で,処理96 時間後のLC50 値が35ppm 以上の高い値となり,感受性系統と比較した抵抗性比が875 以上となる,大幅な感受性低下が認められた.一方,エマメクチン安息香酸塩乳剤では県内3 か所(岩手町,八幡平市,北上市)で採集した個体群のLC50 値は0.3~1.5ppm で,感受性系統(<0.1ppm)と比較し高い数値であったが,常用濃度では死虫率はほぼ100%となり食害程度も低く実用上は問題無かった.

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© 2016 北日本病害虫研究会
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