日本航空宇宙学会誌
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特集 モーフィング技術 第3回
翼変形による空力荷重分布制御
玉山 雅人藤井 奏風有薗 仁横関 智弘
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2016 年 64 巻 4 号 p. 111-116

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抄録
環境適合性が高くて燃費の良い航空機を目指した活動が世界的に活発である.主翼の高アスペクト比化による空力抵抗低減はその最たるものであるが,翼の低剛性化を招くため構造補強に係る重量増は避けられない.ここで活躍するのが空力荷重分布制御技術であり,飛行環境に応じてこの技術を使うことで構造重量増を抑えられる,との期待の目が向けられている.本稿では,高アスペクト比翼が特徴である高高度滞空型無人機に対してその主翼前後縁に配置した舵面による空力荷重分布最適化の結果を紹介するとともに,当該技術の今後の展望について示したい.
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© 2016 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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