2016 年 64 巻 8 号 p. 248-251
ヘリコプタの回転翼に適用されるアクティブ制御技術について概説する.ヘリコプタは回転する翼によって垂直離着陸や空中停止ができるようになっているが,前進飛行するときは回転面を傾けるため,翼にとっては前進側と後退側では流入速度が異なり,舵角を常に変えることで空力のバランスを保っている.先行する回転翼の翼端渦などの後流が後続する回転翼と干渉し,振動や騒音を引き起こす飛行条件もあり,軽減策として種々の回転翼に装着するアクティブ・デバイスが提案されている.アクティブ・フラップやタブ,回転翼自体のねじり変形を制御するアクティブ・ツイスト技術について,国内外における状況をまとめた.