日本航空宇宙学会誌
Online ISSN : 2424-1369
Print ISSN : 0021-4663
ISSN-L : 0021-4663
特集 超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS) 第7回
「つばめ」における長寿命高信頼性1 Nスラスタの軌道上実証
後藤 大亮池田 博英川崎 春夫今村 俊介篠崎 昇
著者情報
キーワード: SLATS, 1 N Thruster, RCS, Hydrazine
ジャーナル 認証あり

2024 年 72 巻 2 号 p. 56-62

詳細
抄録

超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS: Super Low Altitude Test Satellite)では,超低高度からの観測を技術実証するため,軌道高度を変更あるいは維持するために電気推進系(イオンエンジンシステム:IES)と化学推進系(RCS)の2種類の推進系が搭載されている.RCSはヒドラジン一液式であり,そのスラスタには定格推力1 N[ニュートン]の国産スラスタ(以下1 Nスラスタ)が4基使用された.この1 Nスラスタは2009年から2012年にかけて新たに開発され,従来の1 Nスラスタと比較して,飛躍的な長寿命および高信頼性,低コストを実現した.「つばめ」のRCSにファーストフライト品として採用され,軌道上においてその機能・性能を実証するとともに,「つばめ」のミッションの成功に貢献した.本稿では,この1 Nスラスタの開発過程と軌道上動作について紹介する.

著者関連情報
© 2024 一般社団法人 日本航空宇宙学会
前の記事 次の記事
feedback
Top