日本航空宇宙学会誌
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特集 月探査活動のための測位・通信の総合システム構築に向けた日本の取り組みと国際連携 第2回
月─地球間遠距離高速光通信のための研究開発
荒木 智宏, 鈴木 清久, 牧野 克省, 斉藤 嘉彦, 小竹 秀明
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2024 年 72 巻 8 号 p. 290-296

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抄録

国際協働で実施する予定の月面有人探査ミッションをはじめ,月面での持続可能な探査活動においては,月と地球を繋ぐ高速通信回線網の整備は必須である.その実現に向け,我が国においてJAXAとNICTが共同で実施している,月─地球間遠距離高速光通信技術の研究開発について紹介する.月面探査等で扱う膨大な各種ミッションデータを地球に伝送するため,伝送レート1 Giga bit per Second(Gbps)以上が要求仕様とされており,かつ衛星搭載可能な通信中継装置とする必要があることから,装置サイズ・質量等のリソース縮小,かつ遠距離での大容量通信が期待できる光通信技術は不可欠である.本稿では,これまでJAXA及びNICTにて検討を進めてきた月─地球間遠距離光通信システムの概要や要求仕様,そこから抽出された技術課題について述べるとともに,各課題の解決に向けた要素技術の研究開発状況について紹介する.

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© 2024 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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