日本航空宇宙学会誌
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特集 月探査活動のための測位・通信の総合システム構築に向けた日本の取り組みと国際連携 第6回
月宇宙機へ測位・通信サービスを提供する超小型衛星“LunaCube”の開発
青柳 賢英海老沼 拓史曽布川 璃音中須賀 真一松本 健関根 啓貴藤間 一輝Charleston Dale M. AMBATALI田中 利樹
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2025 年 73 巻 10 号 p. 329-336

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抄録

月面・月近傍での様々な月宇宙機の計画が進められる一方,月宇宙機への通信中継や測位サービス等の基盤構築が課題である.LunaCubeは,月面での簡便な測位・通信サービスを早期に提供する技術の確立を目指す6U-CubeSatである.LunaCubeは測位手法として,最低2衛星と基準点,ユーザ間での測位を行う方式を用いる.また,測位送信機はソフトウェア無線技術を利用し,周波数や変調方式等の再構築が可能なシステムとしている.更に,LunaCubeは低電力通信が可能な民生技術を利用した通信中継サービスも行う計画である.衛星バスは,地球周回の超小型衛星で実証されたシステム・ソフトウェアアーキテクチャやコンポーネントを活用することにより,早期に開発完了可能なシステムとしている.LunaCubeはエンジニアリングモデルの開発および振動試験,熱真空試験などの環境試験を完了した.

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