2025 年 73 巻 9 号 p. 297-302
固定ビーム及び可変ビーム通信サブシステムは,総務省の電波資源拡大のための研究開発においてその開発を行っている次世代静止通信衛星の通信の大容量化とフレキシビリティ技術を実証するための通信サブシステムである.固定ビーム通信サブシステムは,デジタルチャネライザ技術を用いて帯域や周波数を通信需要に合わせて柔軟に変更できる中継器であり,可変ビーム通信サブシステムは,デジタルビームフォーミング技術を用いて通信需要に応じた任意の形状のアンテナビームを形成できる中継器である.本稿では,これら固定ビーム通信サブシステム及び可変ビーム通信サブシステムの開発状況について述べる.