北関東医学
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原著
GIST再発症例の検討
竹吉 泉小川 博臣五十嵐 隆通塚越 浩志平井 圭太郎高橋 憲史山崎 穂高田中 和美高橋 研吾吉成 大介須納瀬 豊岩崎 茂荒井 剛
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2013 年 63 巻 3 号 p. 217-222

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抄録
【背景と目的】 原発GISTに対する治療の第一選択は外科切除であるが, 再発症例に対する積極的治療がGISTの治療成績向上に繋がる. 2008年にGIST診療ガイドラインが示されてから, 再発症例に対する治療の原則はイマチニブの投与である. 教室の再発GIST症例を臨床病理学的に検討し治療法について検討した. 【結 果】 男性3例女性4例の7例で, 平均年齢は61.9歳であった. 原発は胃 : 1例, 十二指腸 : 1例, 小腸 : 4例, 直腸 : 1例であった. リスク分類では中間 : 2例, 中間~高 : 2例, 高 : 3例で, 初再発は全例肝転移を伴い, 再発までの期間は14-77ヶ月であった. 再発巣切除は3例で, イマチニブ投与は4例であった. 7例中5例が再再発または耐性になった. イマチニブを投与した4例中3例は耐性になり, 1例はスニチニブに変更し2例は局所耐性部を切除しイマチニブを継続した. 7例中2例死亡したが5例は長期生存中である. 【結 語】 GIST再発ではイマチニブ投与が第一選択であるが, 耐性になった場合, 全身性の場合はスニチニブ投与, 局所性では切除後イマチニブを継続投与するのがよい.
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© 2013 北関東医学会
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