北関東医学
Online ISSN : 1881-1191
Print ISSN : 1343-2826
ISSN-L : 1343-2826
症例報告
遅発性呼吸抑制を呈したベンゾジアゼピン大量服薬患者の1例
荻野 隆史福江 靖岸 大次郎小平 明弘山田 拓郎萩原 周一大嶋 清宏飯野 佑一
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 63 巻 4 号 p. 365-368

詳細
抄録
症例は37歳, 男性. 主訴は意識障害. 既往歴は双極性うつ病で精神科通院中であった. 家族との会話中に突然興奮状態となりベンゾジアゼピン系薬剤を大量服薬したため当院に救急搬送された. 内服した薬剤は, ロヒプノール (1) 60錠, レンドルミン (0.25) 30錠, デパス (0.5) 14錠, レスリン (25) 14錠であった. 来院時所見ではバイタル等は問題なかったが, 入院後経過は服薬後11時間30分後に呼吸抑制が出現したため気管挿管を行った. ベンゾジアゼピン薬剤血中濃度遷延した原因は様々な理由が考えられるが, ベンゾジアゼピンは多く使用されている薬剤であり致死率も低いとされているが, 大量服薬後は血中濃度が遷延するため, 人工呼吸器が必要な症例もあり, 数日間は呼吸状態に注意すべきと考えられた.
著者関連情報
© 2013 北関東医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top