目 的:本研究の目的は,「病院看護職の在宅を見据えた看護活動尺度」の信頼性・妥当性を検討し,在宅を見据えた看護活動の実践に関連する要因を明らかにすることであった.方 法:群馬県内11病院の看護職を対象に2回実施した調査データを再分析し,尺度の信頼性・妥当性,および属性と各因子得点の関連を検討した.結 果:分析データは,2014年調査の1,568件と2018年調査の1,693件であった.尺度は【在宅生活の情報把握】【退院に向けた調整・指導】【社会資源の活用】【多職種協働】の4因子構造で,尺度全体の信頼性係数Cronbach’s αは0.96と高かった.訪問看護・在宅ケア研修受講は,4因子すべての因子得点と関連していた.また年齢および経験年数は,【社会資源の活用】と【多職種協働】の因子得点に関連していた.結 論:本尺度は,病院看護職の在宅を見据えた看護活動を包括的に評価する尺度として活用できることが示唆された.